タナゴとヒガイは淡水二枚貝に産卵をすることが知られています。
しかし、淡水二枚貝を長期飼育することはとても難しい為完全な飼育マニュアルはいまだ出来ていません。筆者は現在淡水二枚貝の長期飼育を目指して現在取り組んでいます。
今のところは順調ですが、まだまだ日が浅く成功したとはとても言えません。
今後年間を通して飼育、産卵を目指していきます。そちらは別の記事に書いています。
今回は以前から考えてはいたものの実行をしていなかった人工的に二枚貝を自作して、タナゴに産卵をさせてみようという計画です。
この方法が成功すればタナゴのために二枚貝を購入することもなく、二枚貝を死なせることもないと思ったのがきっかけでした。
*タナゴがちゃんと産卵をしてくれるのかどうか、秋産卵型にも通用するかどうかは疑問ですが、まずは作ってみようと思いました。
ヒガイも淡水二枚貝を使って産卵をすることで知られていますが、実際には岩の隙間や死んでしまった二枚貝をくっつけて、穴をあけてあげればそこに産卵をするような種類であることからそこまでは重要ではないかもしれませんが、タナゴが産卵をすることができればヒガイもしっかりと産卵をしてくれるであろうと考えています。
*ヒガイの人工産卵の場合に、死んでしまった二枚貝を使う場合は、貝を二枚重ねにして、輪ゴムで留めます。それを砂の中に半分くらい埋めてセットします。
*ただ穴を開けてもよいですが、入水管、出水管が出ているようにチューブを日本出しておくことも良いと考えます。
卵を産み終わった後には、早めに取り出して別の入れ物に移し替えてあげるようにしてください。
理由は産卵後の卵をばらけさせてあげることで卵が腐ってしまうことを防ぐためです。
本来は生きた二枚貝に産卵しますので腐ってしまう事はありませんが、貝殻を合わせたものに産卵させる場合は早めに対処してあげてください。
その後の対処としてメチレンブルーも薄く入れてあげたいところです。
話を戻します。
モーターを使用した人口二枚貝を作るうえで用意するものは、
水槽用の小型モーター、そのモーターの水の吹き出し口に差し込めるチューブ(出水管用)、入水管用チューブ、モーターを収める入れ物、淡水二枚貝の貝殻です。
工具は、ドリル、カッターくらいだと思います。*追加分は随時足していきます。
刃物を扱うことになりますのでケガには十分注意しながら行うようにしてください。
出来上がったら、実際に水の中に入れてチューブが水を吸って、出すことを確認しなくてはいけませんので、お風呂の桶に入れてモーターを回す。水槽に入れてテストする。台所に水を張ってチェックするなど水の動きをチェックしてください。
*他には、注意点といたしましては、あまり吸い込みが強すぎないこと、(実際に二枚貝は凄い強さで吸い込んではいないと思います。)吸い込みが強すぎるために産卵後の卵がケースの中で水流に巻き込まれすぎないように注意が必要です。
作ってみます。下にはそれぞれの加工後を載せています。




テストをしてみます。
まずは安定して吸水、排水をし続けるかがカギです。
前の課題をクリア出来たらその次に
1、卵がモーターに巻き込まれないように
2,産み落とされた卵がケースの中の水流で動き回らないように注意します。
スポンジを細かく切ったものを入水管から流してみる。それが巻き込まれずにしっかりと底に到達すつかなど課題をテストします。
完成後は本番に備えて実際に水槽内で空回しを続けます。数日間回しただけで部品が取れてしまわないかをテストします。今は2022年12月、来年の春までには十分時間があります。試行錯誤をして完成させたいと思います。
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