タナゴの人工授精の仕方

人工授精の方法

タナゴの人工授精とは

タナゴは春産卵型でも秋産卵型でも二枚貝を利用して産卵をします。人工授精を行うことにより二枚貝を使用せずに卵から稚魚に育てることが出来ます。人工授精を行うことによって、種の違うタナゴ同士を掛け合わせることも可能になります。それぞれの親の特徴を受け継いだ子供を作ることもできます。*ただし、その2世代の掛け合わせた子供は繁殖能力を持ち合わせてはいないようです。専門的にすべてを掛け合わせたことはないので定かなことは言えませんが情報によるとそのようです。秋産卵型の人工授精の方法も学びはしましたがまだ成功はしていません。こちらは、成功者から聞いたお話だけをお伝えいたします。

準備するもの

春産卵型の繁殖期を迎えた雄と雌、目の細かい柔らかな網、プラケース(掬ったオスとメスを入れておくための物)、カルキ抜きをした水(2.3日以上自然にカルキを抜いたものが良いです。)、先の細い筆(産卵管に残った卵を筆でなぞって外に出すために使用。メスとオスを寝かせるための小さな底の浅いお皿を2枚、スポイト(お皿の水を捨てるため)、卵を保存するためのケース、(プラケースでも小さな水槽でも可)よく洗ってある清潔な物。ヒーター(秋産卵型用)

人工授精の解説

1,春産卵型のタナゴは産卵シーズンがやってきてメスの産卵管が伸びきったときに、婚姻色の出ているオスとメスを網ですくって捕まえておきます。その後はストック用のケースに入れておきます。                          

2、メスをカルキ抜きした水を入れた浅いお皿に寝かせます。そして、きれいに洗った手を水にぬらしから、メスのお腹を産卵官の方向に軽く押していきます。軽く押すだけで黄色い卵が出てきます。産卵管に残ってしまっている卵は筆で優しくなぞって外に出してあげます。終了後メスをケースに戻して、今度はオスをカルキを抜いた水を入れた別のお皿に寝かせて清潔な濡らした手でオスのお腹を優しく押して精子を出します。(順番はオスの放精をしてからメスの卵を取り出しても良いです。)その後、オスもプラケースに戻した後、精子の入ったお皿の水を卵の容器に移してあげます。(かき混ぜる必要はありません。)暫く5~10分ほどそのままにしておきます。その後、水をスポイトで卵がひたひたになるくらいに吸い出します。(精子によって水が汚れないため) 

3,あらかじめ用意していたケースにカルキを抜いてある水を入れておきます。そこに先ほどの卵をゆっくりと沈めてあげて移します。(極力ゆっくりで願います。)エアーレーションは必要ありません。そこまで終わったら後は静かな環境においてあげます。直射日光は当てない暗いところで保管してあげます。

4,その後は数日姿は変わらずにころころとしています。水替え、エアーレーションなど必要はありません。あれっ?失敗したかな?と思うこともあるかもしれませんが、そのままにして様子を観てあげてください。4.5日すると徐々に姿が変わっていきます。黄色いまま伸びてきます。その後は胸鰭が伸びてきます。(まだ黄色いまま)1週間もすると黄色いままですが、尾びれを動かし始めます。そのままに数日が経過していくとだんだんと色が変わってきて稚魚の色になってきます。そのまま暫く下に沈んでいます。そして浮上し始めます。その時にはインフゾリアや、ミジンコ、ワムシを与えてあげましょう。この間およそ2週間前後です。浮上してきたタイミングを見逃してしまうと餓死の可能性がたかまりますので、あらかじめインフゾリアなどの餌を確保、水槽内に入れておいてください。そこからは通常の稚魚の育て方と同じです。

産卵を終えた雄雌は体力の消耗があります。暫くプラケースなどで落ち着かせてから水槽に戻してあげましょう。

メリット 

二枚貝を使わずに増やすことが出来ます。

デメリット

卵の取り出しが上手くスムーズにできないとヒレなどが曲がって育ってしまう個体が出てきてしまう。     秋産卵型はハードルが高い。 

秋産卵型の人工授精の方法

秋産卵型のタナゴの人工授精の方法です。成功した方からの教えていただいた情報です。

秋産卵型のタナゴは今飼育してよいもので、ゼニタナゴ、カネヒラです。天然記念物ではイタセンパラが知られています。

清潔な手で行ってください。魚を触るときには必ず濡れた手で行ってください。(魚を乾いた素手で触ることは、魚に取って軟膜など剝がれてしまい火傷を負わしてしまうようなダメージを与えてしまいます。網ですくう時も、なるべく目の細かい網で優しく掬ってあげましょう。

1,秋に入り産卵管が伸びてきたメスと、婚姻色が出ているオスをそれぞれ掬って、プラケースに入れます。

2,カルキを抜いた水と浅めのお皿を準備します。メスを寝かせてお腹を産卵管に向かって軽く押します。卵を取り出せたらプラケースに戻してあげましょう。産卵管に卵が残っている場合は筆で優しくなぞって出してあげてください。

3,次にカルキを抜いた水と浅めのお皿を準備します。オスを寝かせてお腹を優しく押します。精子を取り出し採取後、オスもプラケースに戻してあげます。  

4,精子の入ったお皿を卵の入ったお皿に移してください。10分ほど静かに放置します。その後、卵がひたひたになるくらいにスポイトで水を取り出して、その後ケースに卵をゆっくりと移します。

5,ヒーターを準備します。水温を30度に設定します。その後、数日待ちます。

6,ここからは私が上手くいっていないため聞いたことをお伝えします。その後、数日待つと姿を変え浮上してくるそうです。そこからは通常のタナゴの育て方と変わりません。                                私も今後、再チャレンジしてみます。再度ご報告させていただきます。

私もこれからも勉強し続けます。どなたかの参考にしていただけましたらと思います。皆様からも教えていただきたいです。よろしくお願いいたします。

                                          

コメント

タイトルとURLをコピーしました