ミジンコの【増やし方】を記事にしました。餌の与え方・タイミングもお伝えします。

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微生物

ミジンコとは?ミジンコ種類 ミジンコとは動物性プランクトンに分類されます。甲殻類である。                           種類は10種類以上 

この記事は、主にタマミジンコの繁殖方法の紹介になります。オオミジンコなどほかの種類も同じだと思いますので参考にしていただけたらと思います。

ミジンコを入れることによりタナゴなど生まれたばかりの稚魚の餌にもなります。ミジンコでは大きすぎますがミジンコが産んだ子ミジンコが良い餌になるためです。

寿命 ミジンコの寿命は最長18日、生涯出産日数は最大10回、一回の出産で最大19匹の子を産むとあります。

適温 適温は15℃から25℃ 最大でも30℃位。低温は心配ありませんが、高温では死んでしまいます。

必要な物 ミジンコ休眠卵、カルキを抜いた水、飼育容器、餌、エアーポンプ、水温計、ライト、ミネラルサンド(小さなプラケースで十分です。)2リットルのペットボトルでもよいです。

*ライトは藻類を増やす為には必要です。

カルキを抜いた水は、数日間日光に当てたものを使用することをおすすめしています。

 餌はエビオス錠、グリーンウォーター、緑藻、珪藻類、PSB

飼い方、増やし方 カルキを抜いた水を用意→エアーレーション→生体投入か休眠卵投入→餌を定期的に与える(グリーンウオーター、エビオス錠、PSBなど、与えて色が薄くなってきたら再度与える。それを繰り返す。)→ミジンコが増えたら別容器に移して飼育する。

(ミジンコが生息していた用水路、小川の土などにも休眠卵がありその土を入れても良い。ただし、ミジンコの卵が入っていなければもちろんミジンコは発生しません。)何十年も休眠していた卵も孵ることもあるそうです。ものすごい生命力です。

休眠卵(耐久卵)

休眠卵(耐久卵) 1.2mm程

いつどうやって作られるのか? タマミジンコは本来、メスだけで繁殖を繰り返す生物であり、メスの遺伝子だけを残して繁殖していきます。しかし、環境の悪化(えさ不足、水がなくなったり、冬になり気温が低くなる)とオスが生まれてメスと交配して耐久卵が作られます。耐久卵は殻の中で休眠して孵化出来る環境が整うまでそのまま、何年も(場合によっては何十年も)孵化せずに待ち続けます。

ミジンコの過密状態、エサ不足、ライバル(カイミジンコ)を入れることにより種を残す生存本能が働き休眠卵をよく作り出すようです。*もちろん通常飼育で問題はありません。あくまで実験結果として参考までに

ミジンコの耐久卵の採取方法と保管方法 耐久卵は水底に沈んでいたり、水槽の縁に付着していたりします。網ですくったり、スポイトで吸い取って採取して下さい。

耐久卵の保管方法 乾燥させた状態でケースに入れて保管。水に入れて5℃以下の設定の冷蔵庫入れる方法もあります。ペットボトルに水を入れて休眠卵を入れます。その状態で保管をしてください。*凍らせないように注意。凍らせると死んでしまします。孵化率も下がってしまいます。

休眠卵を孵化させるには 水温20度から25度のカルキを抜いた水に入れておくと7~10日で孵化します。冬の間は魚用のヒーターを使用して水温を保ってください。

水槽内の環境が変わったことによりミジンコが大量に死んでしまう場合があります。その場合は休眠卵が無いか容器を良く探してください。見つけることが出来れば休眠卵を使用して継代飼育が出来ます。

ミジンコを手に入れる方法 生息している沼、池、川などから直接採取してくる方法、冬場であれば生息していたであろう場所の土を採取する方法。(休眠卵)

お店で生体を購入する方法、休眠卵を購入する事が考えられます。沢山増やす事が出来ますので休眠卵で良いと思っています。   

 容器に入れた水を一週間置いてカルキを抜いたものを使用。(屋内でも屋外でもよいです。)

水温 15度から28度の間 (春、夏、秋は常温でよいです。温度を観ながら管理してください。)   冬場はパネルヒーター、熱帯魚用のヒーターを使用して温度を維持してください。

エアーレーション ミジンコを巻き上げないように弱くしてください。大量発生した場合酸欠で死んでしまいます。増えた場合、別の容器に移してあげてください。*このタイミングで休眠卵を産み始めます。あらかじめ作っておいたグリーンウォーターに入れると数日で沢山増えています。

容器 ペットボトル、バケツ、プラケースでも大丈夫です。

 グリーンウォーター、青汁パウダー、イースト菌、ホウレン草パウダー、エビオス錠、緑茶パウダーなどなど。餌のタイミングは与えた後、数日経ってに水の色や濁りが薄くなってきたら再度餌をあげてください。よく観察をしてあげてください。あげすぎは水の汚れを早めますので毎日は上げなくてよいです。私は様子を観ながら2から3日に一度与えています。

主な死因 酸欠、えさ不足 その時には休眠卵を産んでいるはずです。

私の知人はタナゴの稚魚が生まれると近所の用水路でミジンコをとってきて与えていました。親ミジンコが生んだミジンコの大きさがタナゴの稚魚に最適な大きさとの事でした。

近くにミジンコのいる小川や用水路がある方はこの方法も手間が省けてよいかもしれません。

近くに小川や田んぼがある方などは出かけて探してみることもとても楽しいですし、ミジンコだけでなくカブトエビや、魚も見つけられるかもしれません。様々な生き物に出会うことが出来るかもしれません。とても楽しいので、ぜひ一度遊びに行ってみてください。

ミジンコはエサ不足・増えすぎてしまったために酸素不足になった場合に一気に死滅してしまいます。
増えるときには爆発的に増えていなくなる時にもあっという間に消えてしまう為管理が難しいです。
予備の餌・飼育容器・水・エアーレーションを確保できると良い結果につながると思います。

新しい発見があれば随時更新していきます。

2022年現在のタマミジンコの繁殖状況です。

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