ヤマトタマムシの【採集・飼育・繁殖方法】をまとめました。 夏になったら探しに行こう!

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昆虫類

関東で採集した個体。

分類 コウチュウ目 タマムシ科 ルリタマムシ属 大きさは3~4cm Chrysochroa fulgidissima

性格はとても臆病で飼育が難しい昆虫と言われています。ストレスで餌が食べられずに飼育後3.4日で餓死してしまう。英語圏ではJewel beetle(宝石甲虫)と呼ばれている。成虫は8月の終わりには死んでしまいます。成虫の寿命はおよそ2か月程

産卵 産卵は伐採木に行われる。見た目は白く、クリーム状。その中に卵が入っています。

サクラ材、コナラ材の木を置く、木に張り付ける形で産卵をします。人為的に直径2mm程度の穴を数か所開けるか、ノコギリを使って切れ込みを作ってあげるとそこに産卵をします。伐採してから半年以内の新しい木を好んで産卵をするようです。

生息地 本州、四国、九州に分布 森、林などに生息している。北海道には生息していません。

 成虫は欅、榎の葉を食べます。アキニレなども食べる。(ニレ科の植物)幼虫は木を食べながら成長していきます。新鮮なものを用意してください。

そのほかレタスも食べるようです。YouTubeで食べさせていました。

活動時間 夏の晴れた日差しの強い日中、主に10時~14時に良く活動します。 6月~8月

捕まえ方 普段は見かけませんが、いるところにはいる昆虫です。一度に数匹見つけることも珍しくはありません。木の高いところによくいるため捕まえることがなかなか難しいとは思いますが、飛ぶスピードが遅いため、低いところを飛んでるときに追いかけて網で捕まえる。下に降りてきた時に捕まえるなどが方法と考えます。あまり見かけないと思う昆虫ですが、昼間に餌となる木の周りを探してみると見つかるかもしれません。他、産卵のために訪れる欅、榎、桜の枯れ木周りもいる可能性が高いと思います。一度見つけると数匹見つけることも珍しくないため探してみてください。動画で撮れたときには、動画を貼り付けます。産卵する枯れ木ですが、古く朽ちてしまっているものには使用しない。古いものも避ける。なるべく新しいものを探してみてください。

飼育方法 大きなプラケース、目隠し、榎、欅の枝をコップや花瓶などに入れて水につけておく、(切り口にぬらしたテッシュなどを巻いても良い。とにかく水を吸えるようにしてください。)新鮮な餌となる枝葉を用意する。(柔らかい新しい葉ではなく成長しきった新鮮な葉を用意ください。)足が滑らないようにおが屑や葉っぱを敷く、(新聞紙でもよいと思います。)餌となる葉はいつでも新鮮なものを用意することが最低条件と思います。交換目安は2日に1回。萎れてきたら交換です。人の目に触れない静かな環境に置いて飼育する。タマムシから人が見えずらいようにしてストレスを減らしてあげてください。1日2.3回霧吹きをして湿気を与える。温度は高くならないように注意が必要。

産卵まで目標の方は伐採木を置いてあげてください。産卵するかもしれません。

飼育ポイント 人影を感じさせない静かな環境を作ってあげることが重要です。直射日光が当たらない比較的明るい場所に置いて、飼育ケース内の温度に注意しましょう。適温は25度から30度。それ以上はエアコンなどで温度管理をしてください。【臆病+滅茶苦茶ストレスに弱い為】

プラケース内は清潔にし、糞は2日に一回汚れたら取り除いてあげてください。おが屑や葉っぱごと捨ててしまっても、新聞ごと取って捨ててしまっても良いと思います。大きさは1mm、2mm細長く黒いです。

餌を食べなければ採集後、3日もたてば死んでしまいます。いろいろ調べてみると無理矢理餌を食べさせる方法もあるみたいですが、数日後には死んでしまうことが多いようです。一番はそっとして放っておく事。人の気配がしない静かな環境で飼育して下さい。

人間が採集して飼育し、その中でも自ら餌を食べていける個体は産卵まで成功させることが出来るでと思います。

産卵 木や材木に卵を産み付けます。榎、欅、桜、栗、柳、コナラ、クヌギの枯れ木などに産卵する。幼虫からサナギを経て2.3年で成虫になります。成虫の寿命はおよそ2か月程。

産卵したら 20日程で孵化します。孵化後あらかじめ穴を開けておいた木に移してください。移し終わったら、上から優しくおがくずをかけて蓋をしてください。幼虫は木を食べながら掘り進んで成長をしていきます。カブトムシやクワガタなどの幼虫を育てる菌糸を使用して育てている方もいます。(この方法では成長が早く10か月で成虫にすることが出来るようです。) 幼虫に木が食べつくされる前にほかの餌となる木を準備しておき、穴をあけて引っ越しをしてあげるようにしてください。その繰り返しになります。幼虫は木を慎重に割っていき見つけてください。

菌糸を使用しての飼育方法も基本は同じです。

成虫は7月~8月に出てきます。

オスとメスの見分け方 裏返してお腹を見ればすぐに判別できます。

向かって左がオス  右がメスになります。

タマムシを使った言葉など タマムシの光の角度により色彩が変化する様から(はっきりとしない)物事の例えを(タマムシ色)といいます。タマムシはとても綺麗な昆虫です。

参考に参考にしていただけたら幸いです。是非タマムシを飼育してみてください。

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